2026/09/27 08:00


今さらですが、ファッジって、どうやって食べるのが正解なんでしょう?
結論から言うと、たぶん正解はありません。

紅茶と一緒に食べてもいい。
珈琲でもいい。
冷やしてもいい。
温めてもいい。

なんなら、パンにのせて焼いてもいいんです。

お客様から一番よく聞くのは、やっぱり紅茶。
珈琲と合わせる方も多いです。

ファッジを一粒。
紅茶を一口。
これだけで十分、ティータイムになります。

OHISAMAでは紅茶も売っているので、つい紅茶を宣伝してしまいますが(笑)、温かい牛乳も驚くほどよく合います。

ノムさんのおすすめは、パンにのせてトースト

ちなみに、ノムさんが好きなのは、ちょっと変わった食べ方。
崩れたファッジをパンにのせて、トーストします。

ファッジを作り始めた頃、食感を安定させるのに苦労して、粗いくずがたくさんできていました。
もったいないからと、せっせと食べていましたが、甘いので食べられる量はたかが知れています。
そこで、パンにふりかけてトーストしてみました。

「やっべー」

ファッジが熱で半分溶けて、中がトロッとする。
しかも、さらに甘くなって美味しい。
そしてトースターの上火で焦げた表面が、香ばしい。
これが、かなり好きです。

塩味のあるバゲットでも美味しいと思います。
ファッジ好きの方、ぜひお試しください。

その応用が、ファッジスコーン

続いて、その応用がスコーンです。
日本橋三越英国展で初めて販売したファッジスコーン。
広告掲載商品で、最終日まで在庫しておかないといけなかったのに、途中で売り切れて、えらい目にあったやつです(笑)。

裏を返せば、それだけ人気があったということ。
というわけで実は今も、広島で焼いています。
涼しくなってきたせいか、とても人気があります。

おうちでスコーンを作る方は、ファッジスコーンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ファッジ1粒分をカットして、スコーン生地に練り込んだり、トッピングしたり。
生地にたくさん入れすぎると溶けて、スコーンが大きく膨らまないので、8等分くらいにします。
5粒分を生地の中に、3粒分をトッピング。
このくらいがいい感じです。

冷やすという方法もありました

あるお客様は、冷蔵庫で冷やしてから食べるそうです。


「温度差を舌の上で感じるのが好き」


と教えてくださいました。
ファッジを冷やすことは、思いつきもしませんでしたねえ。
そこで、ノムさんもやってみました。

、、、とっても美味しかったです。

ファッジ推しの英国菓子屋をやっていても、まだまだ知らない食べ方があります。

英国では「飲む」ファッジも

そういえば英国では、ファッジを「食べる」だけではありませんでした。
スコットランドの「ファッジハウス」では、粉にしたファッジを紅茶やミルクに入れて「飲む」商品がありました。
本場のファッジって、思っていたより自由です。

紅茶と合わせる。
珈琲と合わせる。
温かい牛乳と合わせる。
パンにのせて焼いてみる。
スコーンに入れてみる。
冷やしてみる。

たった一粒でも食べ方を変えると、けっこう表情が変わります。

だから、

「ファッジって、どうやって食べるのが正解?」

と聞かれたら、ノムさんはこう答えます。

「食べてみて美味しかった食べ方が正解なんよ」

もし美味しくて面白い食べ方を見つけたら、ぜひ教えてください。
ファッジ専門店なのに、まだまだノムさんも知らない食べ方がありそうなので(笑)。

ノムさんもこれからファッジのいろんな食べ方を試してみて、紹介していきますね。
スクランブルエッグに入れても案外と美味しいかもしれません。


書いている人 ノムさん


広島生まれ。英国菓子と紅茶のある暮らしOHISAMA代表。

公務員の家庭に育ち、大学を卒業後は食品会社に就職。一念発起して会社を退職し、宮島でパン屋を創業したものの繁忙期と閑散期のギャップから体調を崩し僅か5年で離島。その後、業種を変えながら再起を図るもうまくいかず、借金が2,500万円まで膨れ上がる。

これが最後の挑戦と覚悟を決め、安定した人気のスコーンを深堀りしていくことに。すると、その原点であるスコットランドのスクーン城にたどり着き、そこから英国菓子に興味が広がっていく。何世紀も変わらないレシピや伝統といった神秘性にハマり、店では全然売れなかったがとにかく作り続けて、売れ残ったものを食べる日々を過ごす。

そんなある日、東京の英国展に招待されてから人生が大きく動き始める。広島でも英国菓子が売れ始め、中でもファッジは借金を完済できるようになるまで経営の柱に成長。今では英国へファッジの取材へ行ったり、ファッジの歴史を調べることが大きな生きがいになっている。