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石窯焼きおひさまパン

¥1,200 税込

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当店は広島県の西部に位置する廿日市市にあります。

廿日市市は世界的な観光地の宮島が有名ですが、「木のまち廿日市」としても知られており、木材の流通が盛んな土地でもあります。

そのため、杓子を作るときに出る端材や、家を建てるときの資材に使えない角材などを譲ってもらう機会が少なくありません。

それらを薪として燃やし、熱した石窯でこの「おひさまパン」を焼いています。


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<おひさまパンはこうして生まれた>
この食パンは、創業した宮島で生まれました。

宮島で暮らしている方に、生活をしていて困っていることを聞いて回っていた頃、食事の準備や買い物が不便という話をよく聞かされていました。
高齢者が多い島で、台所で火を使う料理は危険だったんです。
宮島の古い建物は壁や屋根が隣同士でくっついていたりしていましたからね。

それに重たい買い物は大変な労働です。
一人暮らし世帯も比較的多かったので、せっかく買った食材も使いきれずに無駄にしてしまう話もよく聞きました。

だからすぐに食べられて、重たくないパンは住民の悩みを解決する特効薬の1つになると思いました。
それでご年配の方でも食べやすい、とにかく柔らかくて、毎日食べても飽きない美味しい食パンを作ることを思いつきました。

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<パンを作ったことがない>
とはいうものの、パンなんてそれまで一度も焼いたことがありませんでした。
市販されている本で勉強して、家庭のオーブンで焼くことは独学でできるようになるかもしれません。
しかしお店を開くとなると、ある程度の量が必要になります。
使う機械も大きく、作業のやり方が違ってきます。
そこで製パン技術を学ぶために、家族を広島に残し東京で単身寮生活を送りました。

生徒のほとんどはベーカリーに勤務しており、技術も知識もすでにある方達で、肩身が狭かったです...。
年齢もみんな一回り以上歳下でしたから話が合わず、精神的に辛かったなー。
ただ、そういう専門家集団でしたし授業内容も濃かったですから、思い切って飛び込んで本当に良かったです。

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<パン屋を開く場所がない>
製パン技術の勉強を終えて広島へ戻っても、宮島にはパン屋を開く場所がありませんでした。
空き家や空き店舗はあっても、伝手がないと入ることはできません。
こればかりは心底困りました。

ところが、宮島で困っていることを聞いて回りながら公民館主催のクラブ活動やイベントに参加していたことが功を奏して、もみじ饅頭屋の社長さんにお会いすることができました。
パンを通じて宮島の役に立ちたい想いを延々と訴えたところ、なんと使っていない製餡工場を貸してくれることになりました。
ようやくスタートラインに立つことができました。

<端材を薪として再利用>
宮島は杓子が特産品で、島内に杓子工房がたくさんありました。
そこで端材をもらってパンを焼けたらなあ、と思っていたら、杓子工房だけでなく、ろくろ細工の工房からも声をかけていただき、薪には困らなくなりました。
端材を廃棄するとお金がかかります。
もちろん、薪を島外からわざわざ仕入れるとこちらもお金がかかります。
お互いにハッピーな仕組みができました。

<石窯を手作りする>
薪の調達の目処がたつと、薪窯の材料の石を譲ってくださる方や、石を加工する機械を貸してくれる方も現れました。
おかげで300kgもある石材を素手で移動させる方法や、楔を使っての割り方、チェーンブロックを利用して持ち上げる方法を学びました。
パン屋とはあまり関係ありませんが。

2か月かけて完成させると、霊火堂で1200年燃え続ける「消えずの火」で大聖院さんに火入れ式を行っていただきました。
この時、いろいろなものを石窯に込めたからこそ、今まで無事にパン屋を続けてこれたと思っています。

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<国産の材料で作る>
実は宮島は過疎地指定を受けていて、狭い島の中だと毎日のように同じ人と顔を合わせるので、変なものは出せません。
だから絶対に美味しくて安全な食材だけを厳選しました。

小麦粉は北海道産で、乳製品の生クリームもバターも練乳も同じく北海道産です。
そして塩は岡山県産、砂糖は国産です。
自家製のパン酵母は、ヨーグルトが北海道産で、はちみつが宮島産です。

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<商品の名前をおひさまパンにした理由>

世界的に有名な絵本「おひさまパン」の著者・エリサさんにお願いして頂戴しました。
パン屋を中心に、町の住人(動物)たちが繋がっていく絵本の世界観が好きだったからです。
お店に絵本「おひさまパン」を今でも置いているのはそのせいです。


<二代目おひさまパン>
初代おひさまパンは好評だったものの、世界的な観光地ということで多忙を極め、倒れて臨時休業することが増えました。
離島の宮島で、コンビニや娯楽もない場所で、移住してまで手伝ってくれる職人は見つからず、仕方なく7年足らずで今の廿日市へ移転しました。

ちょうどその頃、体のアレルギー反応が気になり始めたのをきっかけに、市販されている生イーストを使うのをやめ、酵母は自分で宮島はちみつとヨーグルトで起こしたものを使い、完全無添加の食パンに改良しました。

そしてもう一つ。
以前より水分を増やしました。
薪窯をフランス式に変更して、大型化した影響で石から放出される熱量が増え、宮島の時よりも食パンが早く焼がるようになったからです。
同じ本数のおひさまパンを同じ長さの時間焼くと、焦げてしまうようになったんです。
その対策で水分を増やした生地はゆるくて扱いづらくなりました。
手間は増えましたが、焦げの予防になっただけでなく、もちもち感がアップしたのでヨシとしています(^_^)


<ゆっくり発酵>
パン酵母は6日間かけて育て、中種を作り、本捏ねを終えて生地を3日間ゆっくり寝かせています。
自家製パン酵母は発酵力がとても弱いので、酵母の数を増やすためにそういう工程を踏んでいます。
それと同時に発酵は、複雑で美味しそうな香りを引き出し、生地と生地がからまってきめ細かな食感を作り出す大切な時間なんですね。
そうやって完成した生地を窯に入れて焼くのは、10日目の朝のことです。


<地域と連携>
おひさまパンを焼くのは薪窯です。
この地域は「木のまちはつかいち」と言って、木材産業が盛んな土地です。
地元の企業から端材や間伐材をもらい受けて、廃棄しないまちづくりと、それを維持する取り組みをしています。


<石窯で焼くということ>
薪を石窯で燃やして石を熱します。
その蓄熱した石から放出されるのが遠赤外線で、物質の表面を通過して中心部を温めます。
だから水分や乳成分が焼けたときの甘い香り、そして発酵による複雑な良い匂いを閉じ込めたまま、外はカリッと中はもちもちになるんですね。


<食パンは冷凍保存が一番です>
一見、冷蔵庫でも良さそうですが、5℃くらいだと水分が凍らずに食パンから抜けていきます。
それに冷蔵庫の中は乾燥しているので、あまり良い環境ではありません。
1週間かけて召し上がるようであれば、食パンが届いた日にスライスして1枚ずつラップして冷凍庫に入れて保存するのがおすすめです。
乾燥が進んでしまう、解凍と冷凍を繰り返さなくて済むからです。


<召し上がり方>
解凍せずにそのままトーストするのが簡単で美味しく焼き上がります。
しっとり感が欲しい方は、霧吹きしたり、僕だったら水道でじゃーっと水をかけてチャチャっと水を切ってからトーストします。
凍っていると生地の中まで水は染み込まないので、めんどくさがりの人はお試しください。

<アレンジするなら宮島はちみつトースト>
食パンのアレンジメニューは数えきれないほどあります。
しいてあげるならば、宮島時代の6年間、ダントツ一位であり続けたメニューの「宮島はちみつトースト」です。

まず食パン1枚を半分に切って、長方形にします。
はちみつとバターを1対1で合わせて溶かし、それを食パンの側面や表裏面に2〜3回塗り重ねて食パンに染み込ませます。
そして砂糖をたっぷりまぶします。
それをフライパンでひっくり返しながら焼きます。
砂糖が溶けてキャラメル状になったら完成です。
表面はキャラメルがカリッとしていて、中ははちみつバターが「しゅん」でて美味しいですよ。


<ざんねんな薪窯の特徴>
薪窯は業務用の多段式電熱オーブンと違って焼く部屋が1つしかなく、温度が徐々に下がり続けるため、1日に焼く数量が限られています。

またサンドイッチ用に使う食パンでもあるため、販売数量がさらに少なくなってしまう週があることを予めご了承下さい。

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☑️原材料
・北海道産強力粉
・北海道産生クリーム
・国産砂糖
・北海道産練乳
・北海道産バター
・福岡県産ヨーグルト
・広島県産宮島はちみつ、
・岡山県産塩

*無添加

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<賞味期限>
商品到着後、5日間です。

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<保存方法>
冷蔵保存してください。
(すぐにお召し上がりにならない場合は冷凍保存してください)

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<お届け方法>
6月1日から9月30日までは冷蔵配送しています。
10月1日より常温配送いたします。
冷凍配送対象をご注文の場合、冷凍配送になります。

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<特定原材料>
小麦・乳
(詳細は商品に内容表示シールを添付しております)

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<大きさの目安>
2斤分のサイズです。

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<召し上がり方>
お好みの厚さにスライスして、お召し上がりください。
バターやジャム、粒あんをトッピングしても美味しいです。


☑️ご希望の到着時間がある場合
下記より、お選びいただき備考欄にご記入ください。
①AM
②14時〜16時
③16時〜18時
④18時〜20時
⑤19時〜21時


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